株式会社昭島松源|食卓の裏側で青果の流れをつくる仕事

毎日の食卓は、誰かの手で運ばれている

スーパーの棚に野菜が並ぶまでには、いくつもの手を経た流通の道のりがある。その一区間を受け持っているのが、川崎市中央卸売市場の北部市場で青果卸売を営む株式会社昭島松源だ。市場に集まった生鮮食品を出荷先ごとに振り分け、次の配送先へと送り出す。当たり前のように口にしている野菜の裏側で、こうした仕分けの積み重ねが休みなく続いている。
食に関わる仕事は、需要が途切れない。景気の波があっても人は食べ続けるため、青果流通の現場は社会の基礎を担い続ける。株式会社昭島松源が扱う商品は、家庭の食卓へ、飲食店の厨房へと日々流れていく。自分の作業が誰かの一食につながっているという手応えは、この仕事ならではのものだ。

夜が明ける前から動く、市場のリズム

青果流通の一日は、街が眠っている時間から始まる。朝いちばんの商いに間に合わせるため、業務は夜間から早朝の時間帯に集中する。株式会社昭島松源のスタッフは、その時間帯に冷蔵倉庫で商品を管理し、出荷先ごとに仕分けて送り出す工程を受け持っている。慌ただしくも、確かに物流を動かしている実感の得られる時間帯だ。
個人的には、この早朝の緊張感こそが市場ならではの面白さなのだと取材して感じた。鮮度が命の青果を、時間との勝負のなかで正確にさばいていく。一つの遅れが翌朝の店頭に響くからこそ、現場には気持ちのよい張りつめた集中がある。
早朝に集中する分、日中は自分の時間を確保しやすい。水曜・日曜・祝日を休みとする週休2日制を採り、シフト制のもとで生活のリズムを保てるようにしている。夜型の勤務と休日の取りやすさが噛み合うことで、体への負担をならしながら長く続けられる働き方になっている。

大規模な流通網を支える一員として

北部市場は神奈川県を代表する規模の流通拠点であり、宮前区エリアを含む広い範囲へと生鮮食品を送り出す結節点になっている。その一角で青果の仕分けやピッキングを担うのが株式会社昭島松源であり、流通網の動きを下支えしている。派手さのある仕事ではないが、暮らしに欠かせない食の供給を担うという点で、社会的な意義は決して小さくない。長年この現場を続けてきた実績が、地域の食を止めない役割を果たしている。
この流通網を支える現場には、未経験から入ってくる人も少なくない。ノウハウを持った先輩が手順を伝え、フォークリフト免許の取得費用まで会社が負担することで、経験のない人でも社会の基盤を担う一員へと育っていく。食を止めない仕事を、次の世代へと引き継いでいく循環がここにある。

宮前区 市場

ビジネス名
株式会社昭島松源
住所
〒216-0012
神奈川県川崎市宮前区水沢1−1−1
川崎市中央卸売市場 北部市場内
アクセス
TEL
042-541-7616
FAX
営業時間
8:30~15:30
定休日
水曜日,日曜日,祝日
URL
https://akishimamatsugen.jp