複数の設備資格が支える施工の幅
住宅のリフォームを考えるとき、電気・水道・ガスといったインフラ周りを誰に任せるかは大きな判断になる。工ム、(コウムテン)の富岡章紀代表は第二種電気工事士、給水装置主任技術者、液化石油ガス設備士といった資格を個人で保有しており、設備分野ごとに別の業者を手配する必要がない。木更津市下内橋に拠点を置きながら千葉県内全域へ出向く体制を敷いているため、エリアによって対応が変わることもない。基幹設備から仕上げまで一人の技術者が通して見ることで、工程間の食い違いが起きにくい構造になっている。
営業時間は9時から17時が基本だが、時間外の相談にも応じている。仕事終わりにしか連絡が取れない共働き世帯などから「夕方以降でも話を聞いてもらえて助かった」という声が目立つ。振込・現金どちらの決済にも対応しており、営業電話をかけない方針を掲げている点も、押し売りを警戒しがちな層には安心材料になっているようだ。
暮らしの変化を先読みした空間設計
バリアフリー改修、在宅ワーク用の個室確保、子ども部屋の間仕切り追加——依頼内容はさまざまだが、共通しているのは「今の不便」だけでなく「5年後・10年後の暮らし」まで視野に入れた提案がある点だろう。ライフステージが変わるたびに工事をやり直すのではなく、将来の変化を織り込んだ設計を最初から組み立てる。既製プランの当てはめではなく、家族ごとの生活動線や収納量をヒアリングしたうえでオーダーメイドの図面を起こす流れを取っている。実用面と見た目の両立を意識した仕上がりが、リピート依頼につながっているという。
個人的には、「暮らしにフィットする住環境をつくる」という工ム、(コウムテン)のスタンスが印象的だった。派手なデザイン提案よりも、住む人の日常動作にどれだけ馴染むかを優先する姿勢が言葉の端々から伝わってくる。
ブログと施工事例で見える”中身”
過去のリフォーム現場をビフォーアフター写真付きで公開しているブログは、検討中の人にとって判断材料になりやすい。施工中の様子や使用部材の選定理由まで載せているため、完成後の仕上がりだけでは分からない工程の丁寧さが読み取れる。完了後にお客様から届いた感想も積極的に掲載しており、第三者の言葉で施工品質を確認できる仕組みを整えている。ちょっとした水漏れ修理の相談から大規模な間取り変更まで、規模を問わず受け付ける姿勢もブログ上で明示されている。
「小さな困りごとでも嫌な顔をせず来てくれた」「説明が専門用語ばかりでなく分かりやすかった」といった利用者の感想が複数確認できる。リフォームに慣れていない人ほど、最初のハードルが下がると感じる要素が多く見受けられた。
外注なしの一貫施工がもたらす仕上がり精度
工ム、(コウムテン)は設計から施工完了まで全工程を自社内で完結させている。外部業者を挟まないため、打ち合わせで伝えた細かなニュアンスがそのまま現場に反映されやすい。部分的なキッチン交換であっても、隣接する壁や床材との色味・素材感の統一まで目を配るトータルコーディネートの手法を採用。機能面・耐久面・見た目のバランスを一人の担当者が最終判断するので、工程ごとに責任があいまいになるリスクが小さい。
たとえば築30年の戸建てで浴室と洗面所を同時改修したケースでは、給排水管の取り回しと電気配線の再配置を一括で処理し、工期の短縮にもつながったという。複数業者が出入りする現場と比べて、住みながらの工事でもストレスが少なかったと感じる利用者も多い。


