株式会社垣本ハウス | 木を知り、現場を知る——奈良発の造作材メーカー

大手ハウスメーカーから個人宅まで、幅広い納品実績

単板貼集成材の分野では、大手ハウスメーカー向けの和室造作OEM生産を手掛けながら、マンション・保育園・小学校・店舗といった現場のオーダー品も並行して生産している。強度と安定性に優れた集成材を芯材に、化粧面には天然木の突板を使用するという構成は、耐久性と意匠性を同時に求める建設現場の要件にそのまま応える。受注生産を基本とし、現場ごとの仕様に合わせた製品を仕上げるスタイルが、業種を問わない幅広い取引先との関係を支えている。
「ここに頼めば間違いない」という言葉が取引先から自然に出てくるのは、原材料から最終製品まで自社で管理する体制によるところが大きい。品質のブレが生じにくく、仕様変更が発生しても対応が早いという点が、リピーターの多さにつながっている様子だ。2026年6月のブログに登場した中学校の間仕切り枠案件のように、学校施設での木質内装への対応実績も着実に積み上がっている。

直輸入材と国産ヒノキ、二つの調達軸

造作用芯材ではブラジル産タエダパインとチリ産ラジアタパインを現地メーカー数社から直輸入し、加工・販売まで一貫して対応している。節がなく軽量で柔らかいこの素材は窓枠やドア枠の下地として扱いやすく、現場での運搬負担の少なさが選ばれ続ける理由になっている。中間流通を省いた直輸入による安価な供給は、複数の建設現場関係者が評価する点として繰り返し挙がってくる。
一方、集成材の原料には奈良県産ヒノキを活用しており、昭和23年の創立時から続く吉野材との関わりが素材調達の根底にある。国産材と輸入材を用途に応じて使い分けるこの二軸の調達体制は、品種の多い製品ラインを安定的に支える仕組みとして機能している。

橿原から東京、そして世界へ広がる供給網

本社と工場を奈良県橿原市に置き、県内で第二・第三工場を稼働させながら、東京都江戸川区にも営業所を展開している。「奈良から世界基準の木材を届ける」という理念は、国際市場への進出という具体的な動きとして現れており、多国籍スタッフが在籍する現場の構成もその方向性と一致する。ラッピング造作材においては原材料調達から表面加工まで自社一貫で完結できる、全国でも数少ないメーカーとしての立ち位置を持つ。
オーダー家具の分野では店舗什器の製造から内装工事の施工管理まで対応しており、内装業者から個人客まで引き合いを受け付けている。マンションのキッチンカウンター、商業施設の椅子や机、会社の受付カウンターなど、毎回異なる仕様の注文を形にしてきた実績が、幅広い業種からの継続的な発注を生んでいる。

資格取得から長期就労まで、スタッフの成長を後押し

フォークリフトをはじめとした業務資格の取得を会社がサポートし、入社後に担当できる工程が広がる仕組みが整っている。機械操作は簡単なものからスタートするOJT方式で、木材加工の知識がゼロでも製造ラインに入れる体制になっており、未経験採用を積極的に進めている理由がここにある。年齢も国籍も異なるスタッフが一つの現場で働く環境は、個人的には株式会社垣本ハウスらしさを最もよく表している景色だと思った。
地元出身スタッフが多く在籍する橿原市の工場では、安定した正社員雇用と福利厚生の整備が長期就労の土台になっている。「何でも相談しやすい雰囲気がある」という声は入社後スタッフから一致して聞かれ、新しいメンバーが馴染むまでの時間が短いことが定着率にも表れているようだ。

橿原市 製造

ビジネス名
株式会社垣本ハウス
住所
〒634-0825
奈良県橿原市観音寺町18−2
アクセス
JR和歌山線掖上駅から車で5分
TEL
0744-27-3731
FAX
営業時間
8:00~17:00
定休日
日曜日・祝日
URL
https://kakimotohouse-recruit.jp