測定精度を左右する導圧配管という仕事
計装工事のなかでも導圧配管は、地味に見えて奥が深い領域だ。圧力計や流量計へ正確な圧力を伝えるための配管で、ほんのわずかな誤差が測定精度そのものを狂わせてしまう。だから施工には高い技術が要求される。扶桑電気工業株式会社は、この導圧配管の施工に数多く携わってきた広島の会社だ。空気配管も同様で、計装機器を動かす圧縮空気を供給する役割を担うため、漏れや圧力低下を防ぐ丁寧な作業が欠かせない。
他社が断る仕事を引き受ける立ち位置
難度の高い配管は、他社が敬遠しがちな領域でもある。よくある質問には、他社で「対応が難しい」と断られた特殊な配管について相談できるか、という問いがはっきり載っている。それに対して同社は、導圧配管や空気配管、それに伴う配線の高度な技術力を持つと応じ、相談を歓迎する姿勢を示す。
取材していて、この「断られた仕事を引き受ける」という立ち位置に、技術への自信がにじんでいた。個人的には、こうした特殊な領域を明言して受けられる会社は多くないと感じた。
制御システムを組み上げる総合力
プラント内の制御システムは、センサー・制御盤・配管・配線を組み合わせて初めて正確に動く。扶桑電気工業株式会社は、これらを一つのまとまりとして機能させる調整を得意とする。配線作業では制御盤と現場機器を結ぶケーブルを適切に配置し、ノイズ対策や防水対策を施しながら接続していく。半世紀分の現場経験が、こうした細部の判断を支えている。
資格の層の厚さと対応範囲
資格の面でも層が厚い。一級計装士に加え、電気施工管理技士、電気工事士、第三種電気主任技術者の保有者が在籍しているため、電気設備まわりの幅広い業務を担当できる。設計段階から機器の選定や配置を提案し、施工では図面通りに正確に進め、動作確認を徹底する。工事と保守の両面を同じ体制で回せることが、精度の高い仕事につながっている。所在地は広島市南区比治山本町、電話は082-253-8251だ。


