次世代へ豊かな森林を引き継ぐという役割
山は放っておけば荒れ、手を入れ続けて初めて健やかに保たれる。株式会社フォレストコンサルが山形県最上郡真室川町で担っているのは、木を伐って売るだけでなく、その先の森を次の世代へ渡していく役割である。立木の伐採から丸太の造材、特殊重機での運搬や集材、そしてスギ苗の植付まで、山の循環に欠かせない工程を自社で受け持つ。伐った跡に緑を戻すところまでを事業へ組み込んでいるからこそ、地域の森林を守り育てる担い手として腰を据えて立っていられる。木材を生み出す場でありながら、同時に山そのものを次へ残す場でもある。
森づくりは一年で成果の出る仕事ではない。植えたスギが山の形になるまでには数十年の時間がかかり、そのあいだ手を入れ続ける根気が要る。株式会社フォレストコンサルが目先の利益より現場の質を先に置くのは、この時間の長さで山と付き合っているからにほかならない。一本の木の裏に流れる長い年月を知っているからこそ、日々の作業の一つひとつが決して雑にはならない。
植付は機械任せにできない細やかな手仕事でもある。株式会社フォレストコンサルでは、収穫を終えた跡地にスギの若い苗木を一本ずつ手作業で据えていく。今日植える一本が数十年後の山をかたちづくるという意識が、伐採から植林までを一つにつなぐ背骨になっている。
規模の拡大より足元を固める経営の判断
事業を無理に大きくする道を、株式会社フォレストコンサルは選んでいない。今受けている依頼へ誠実かつ丁寧に応えられるよう、人員を補って一人あたりの負担を軽くし、より安全で強固な組織体制を整える方向へ力を注いでいる。数をこなすことよりも、一件ごとの仕事に手を抜かず現場の安全を積み上げる姿勢を崩さない。個人的には、拡大を急がず体制から立て直すという判断に、山を長く預かる会社としての落ち着きを感じた。
無理な拡大を避ける判断は、そこで働く人の負担にも直結する。人員を補うことで一人あたりの業務量を抑え、余裕をもって一つひとつの現場に向き合える体制を株式会社フォレストコンサルは目指している。現場では幅広い年齢層のスタッフが、性別を問わず互いの体調や安全を気遣いながら日々の作業に励んでいる。
山形・真室川に根を張る地域の担い手
拠点を置くのは山形県最上郡真室川町大字及位280-1、代表は柴田睦基氏が務めている。地元の山と向き合いながら、林業・伐木作業の業務請負に加えて、林業機械などの特別講習の実施業務も手がけている。就業は8時から17時まで、問い合わせは0233-66-2250で受けており、地域に腰を据えて山林と付き合う構えがはっきりしている。木を扱う仕事を通じて真室川の緑を次の時代へ手渡していくことが、この会社の芯に置かれている。
地域に根を張る会社として、株式会社フォレストコンサルは新しい担い手の受け入れにも力を入れている。林業作業員と事務職の求人を通じて、山形で自分に合う働き方を選べる場を用意しており、現場経験のない人でも安全に踏み出せるよう研修を自社で整えている。真室川の山を守る仕事は、こうして次の世代へも引き継がれていく。
木を扱う技術と、次の森を育てる長い視点を併せ持つことが、この会社の背骨になっている。株式会社フォレストコンサルは伐採から植林までの工程を自社で回せる強みを土台に、真室川の山と向き合い続けている。目先の一件だけでなく、地域の森が数十年後にどうあるかまでを引き受ける構えが、担い手としての立ち位置を確かにしている。


