駅から車で5分、落ち着いて話せる一室
JR八街駅から車で5分ほど。千葉県八街市の住宅地に、落ち着いて話せる一室があります。生きづらさに寄り添うカウンセラーのカウンセリングルームは、田嶋秀一さんの自宅内に設けられた専用の相談部屋です。人目を気にせず話せる環境で、家族にも友人にも言えなかった悩みを、まず声に出すところから始められます。
対面の場は、この部屋だけに限りません。気分が和らぐ場所がよければ近隣のカフェでも対話でき、駅での待ち合わせや送迎にも応じてもらえます。車で向かう人には、駐車場を前もって調整してもらえる配慮もあります。外に出るのがしんどい日には、Zoomなどのオンラインに切り替えられます。
八街から千葉市、佐倉、銚子まで足をのばす
相談できる範囲は、八街市の室内にとどまりません。出張のかたちで、千葉市や佐倉市、銚子市の方面まで足をのばしています。オンラインなら距離の縛りはさらにゆるみ、全国どこからでも受け付けます。電話は10時から17時に通じ、予約の窓口はLINEにまとめられています。
扱うのは、暮らしのなかで膨らむ生きづらさ全般です。夫婦のすれ違い、人間関係の疲れ、仕事のプレッシャー、介護の負担、過去のトラウマまで、言いにくいテーマほど持ち込まれます。どんな入り口でも、まずは相談者のペースに合わせて話を聞くところから進みます。銀行振込に対応したオンラインも含め、続けやすさに目が配られています。
結論を授けず、自分で気づく力を支える
対話の軸にあるのは、答えを渡す場ではないという考え方です。必要な答えは相談者の内側にある——その前提で、田嶋さんは助言で埋める代わりに、自分で気づいていく力を取り戻せるよう聞き役に徹します。これまでの経緯や感情を一緒に整理しながら、素直な思いを安心して出せる空気をつくります。個人的には、この「教えない支え方」が、長く通うほど静かに効いてくるのだろうと感じました。
面談を一度きりで終える形はとりません。悩みの背景にある要因まで一緒に見直し、その人の歩幅で回数を重ねていきます。カウンセリングのあとも、以前より楽になっているかを確かめ、変化を一緒にたどる関わりが続きます。生きづらさを感じてきた人が、八街のこの部屋で少しずつ荷を下ろせるように、時間がかけられています。


